AJFの活動

NGO相談員出張サービス

AJFは、1999年度〜2000年度、2005年度〜2008年度に外務省NGO相談員事業を受託し、相談業務を実施しました。

NGO相談員出張サービスとは

国際理解に関する授業・研修会や、自治体等が実施する国際協力関連イベントでの国際協力に関する相談のために、外務省NGO相談員に出張サービスを要請することができます。

外務省ウェブサイト内のNGO相談員リスト、チラシ・ポスターなどを参考に、必要とする情報や技能を持っているNGO相談員に出張サービス実施を要請してください。

NGO相談員については、こちらをご覧下さい。>>>

◆出張サービスの注意事項◆

1)出張サービスに要する費用のうちNGO相談員の交通費、謝礼は、NGO相談員事業から支払われます。

2)参加者から参加費をとってはいけません。

3)講演は公開のものであることが条件です。

4)要請を受けたNGO相談員が、外務省の担当部署に企画書を提出して承認を得るために2週間ほどかかります。企画実施の2週間以上前に、出張サービスを要請してください。

申し込みから出張サービス実施までのプロセス

AJFは、特に『アフリカの食料安全保障』や『アフリカのHIV/エイズ問題』についてはさまざまな資料を提供しており、講演やワークショップも開催してきました。また、ネットワークNGOとしての経験から、NGO活動全般についての講演も可能です。どうぞご相談ください。

※ 外務省ウェブサイト平成21年度 NGO相談員リストに掲載された団体へのNGO相談員派遣依頼は、それぞれの団体に行ってください。

1.お申し込み

 出張サービスをご希望される場合、まず当会のNGO相談員までご連絡ください。なお、開催までの調整や準備の時間を考慮し、開催日より最低2週間前までを目安に申し込みください。開催日が迫っている場合、承れない場合があります。

申し込まれるとき、以下の情報が必要です。

  1. お申込者(担当者名・部署名)
  2. ご連絡(住所・電話番号・FAX・メールアドレス)
  3. 講演テーマ、対象者、講演日時、会場
  4. AJFから電話でコンタクト可能な時間帯

詳細事項について、改めてお電話でお伺いしたいと思いますので、FAX・Eメールをお送り頂いた場合でも、事務局までお電話頂きますようお願いします。また、こちらからお電話をさせて頂きますので、御担当者のお名前およびコンタクト可能な時間をお書き下さい。

2.出張サービス実施に関する決定

 電話での打ち合わせ内容をもとに、出張サービスによる講師派遣が可能かどうかについて連絡いたします。
 ※ 目安として最初にお電話頂いてから一週間程度かかります。
 ※ 講演会の内容、形態によって出張サービスによる講師派遣をお受けできない場合があります。

3.講演内容に関する調整

講演内容や形式についてNGO相談員と相談します。

4.講演開催

参加者を限定しない形態での実施をお願いします。

5.派遣相談員への評価・フィードバック

 今後の参考にするために、講演会の内容、参加者の満足度、主催者の満足度等について、アンケートに御協力下さい。


AJFが実施したNGO相談員出張サービス

AJFは、NGO相談員として以下の企画に講師を派遣しました。

2008年度

2009年2月13日(金)午後1時30分〜午後3時20分
大阪府茨木市立北陵中学校

  • テーマ:アフリカのエイズの現状と私たちにできること…
  • 会場:大阪府茨木市立北陵中学校体育館(大阪府茨木市)
  • 内容:全校生徒(各学年2クラスのこぢんまりした学校です)を対象に、最も広い国、最も人口の多い国、日本との関わりが深い国に関するクイズ、エイズ治療めぐる南北問題、HIV陽性者自身の取り組みもあって世界的に取り組まれるようになった「ユニバーサル・アクセス」について話しました。「なぜ、こうした活動に関わるようになったのか?」「HIVはどうやって発生したの?」「中学生にできることは?」と質問を受けて、僕自身の体験、大学生グループの取り組みの紹介などもしました。

2008年12月18日(木)午前10時45分〜午後2時45分
同志社大学経済学部「社会政策」および山森ゼミナール

  • テーマ:アフリカ障害者の10年と障害者自身の取り組み
  • 会場:同志社大学京田辺キャンパス 知真館2-105教室および夢告館204教室(京都府京田辺市)
  • 内容:2000年のアフリカ統一機構(OAU、現在のアフリカ連合)の決定で取り組まれているアフリカ障害者の10年の目的、主たる援助国、対応するJICAの取り組み(アフリカ障害者の地位向上研修)について説明し、スーダンからの視覚障害者留学生と日本の視覚障害者が立ち上げたスーダン障害者教育支援の会の取り組みの意義を紹介した。

2008年12月12日(金)午後2時30分〜午後4時
特別講演「エイズ治療薬と知的財産権」

  • テーマ:エイズ治療薬と知的財産権
  • 会場:宇都宮大学大学工学部 921教室(栃木県宇都宮市)
  • 内容:1996年以降、先進国では健康保険や社会保障制度によりエイズ治療が実施されるようになったにもかかわらず、多くの途上国では高額な治療費を自力で支払えるごく限られた人々をのぞいてエイズ治療にアクセスできないというエイズ治療における南北問題が発生したこと、その一因としてエイズ治療薬の特許権が問題とされたこと、そして2001年11月の世界貿易機関(WTO)ドーハ閣僚会合で出された公衆の健康と知的財産権に関する特別宣言によって知的財産権の行使に制限が加えられたことを説明した。

2008年11月27日(木)午前10時〜正午
藤女子大学「異文化間コミュニケーション - アフリカのエイズ」

  • テーマ:アフリカのエイズ問題について
  • 会場:藤女子大学花川キャンパス(北海道石狩市)
  • 内容: 国の数、最も人口の多い国、平均人口、日本からの訪問者の多い国、青年海外協力隊員の派遣数が最も多い国、現在も紛争が続いている国に関するクイズを導入に、アフリカのエイズ問題の現状と世界的なエイズ対策の取り組みを紹介しました。ブラジルで始まったエイズ治療無償化政策、日本でHIV感染が増えていることなどが印象に残ったようです。

2008年11月26日(水)午後7時〜午後9時
アフリカの天使たち アフリカンクラフトアート展 連続講座

  • テーマ:アフリカのエイズ問題について
  • 会場:北海道環境サポートセンター多目的ホール(北海道札幌市)
  • 内容:南部アフリカ諸国では、エイズ危機によって他の地域では減少し続けている乳幼児死亡率が高まってしまっていること、平均余命が短縮してしまっていること、エイズ遺児を祖父母の世代の家庭で養育せざるを得なくなっていることなどを紹介しました。参加していた少年ケニヤの友・千葉理事長は、エイズ治療が普及したおかげで3年くらい前に比べ死亡者が減っていることを報告していました。その一方で治療を受けているHIV陽性者の生活をどのようにサポートしていくのかが新たな課題として出てきているとも報告していました。

2008年11月24日(月)午後1時〜午後3時
東京大学駒場祭 AIESEC東京大学委員会企画

  • テーマ:アフリカのエイズ問題について
  • 会場:東京大学駒場キャンパス12号館1225教室(東京都目黒区)
  • 内容:2000年九州・沖縄G8サミット、感染症対策沖縄国際会議を契機に、途上国のエイズ問題に対する取り組みが国際的な課題として注目されるようになり、2002年1月の世界エイズ・結核・マラリア対策基金の創設など新しい動きにつながったことを中心に、途上国のエイズ問題の現状と課題および国際協力機関、NGOなどの取り組みを紹介しました。参加者から、長期的な対策のためには教育が重要ではないかとの指摘がありました。

2008年11月1日(土)午後2時〜4時30分
TICAD・アフリカ勉強会・名古屋

  • テーマ:アフリカに生きる障害者と国際協力
  • 会場:名古屋大学大学院国際開発研究科1階プレゼンテーションルーム(愛知県名古屋市)
  • 内容:アフリカ障害者の10年、JICAによるアフリカ障害者の地位向上研修、視覚障害者が中心となったスーダン障害者教育支援の会の活動などの紹介を通して、アフリカにおける障害者問題、障害者自身の取り組みへの理解を深め、国際協力の課題について考えました。

2008年10月14日(火)午後1時20分〜2時50分
日本外国語専門学校国際ボランティア科授業

  • テーマ:NGO研究
  • 会場:日本外国語専門学校高田馬場新館 102教室(東京都新宿区)
  • 内容:国際ボランティア科1年生向けの授業です。NGOによる国際協力活動、特にアフリカで活動するNGOの取り組みなどを紹介しました。また、「子ども、家族、社会、NGO」というテーマで、ワークショップも行いました。

2007年度


日本外国語専門学校国際ボランティア科授業

  • 実施日:2007年12月11日(火)午後1時20分〜2時50分
  • テーマ:NGOによる国際協力
  • 会場:日本外国語専門学校高田馬場 5号館 B14教室(東京都新宿区)
  • 内容:国際ボランティア科1年生を対象に90分の授業を行いました。初めに「NGOによる国際協力」と題したプレゼンテーションを行い、国際協力NGOの歴史や現状、NGOとODA、国際機関との関係などについて説明をしました。学生に興味分野を尋ねたところアフリカの環境や子ども支援に関心が高いようだったので、それに関わるNGOの名前を挙げ紹介しました。

東京農業大学国際食料情報学部国際バイオビジネス学科授業「国際協力とNPO」

  • 実施日:2007年12月3日(月)午後1時〜2時30分
  • テーマ:NGOによる国際協力とアフリカ支援の緊急課題
  • 会場:東京農業大学1号館314教室(東京都世田谷区)
  • 内容:「NGOによる国際協力」と題したプレゼンテーションの後、学生からNGOの資金活動に関する質問が出ました。NGOの資金活動はどうなっているのか、またホワイトバンドで集まった資金の使い道についての質問に答えました。その後、アフリカの砂漠化とNGOの取り組みについての説明をしました。

保健協力ネットワーク山形(HANY)世界エイズデーイベント「わたしときみのHIV、国境とエイズ、HIV/AIDSの予防と治療を見つめなおす」

  • 実施日:2007年12月1日(土)午前10時〜午後1時
  • テーマ:アフリカのエイズ問題から学んだこと HIV陽性者運動のインパクト
  • 会場:山形市東部公民館(山形県山形市)
  • 内容:「アフリカのエイズ問題から学んだこと HIV陽性者運動のインパクト」と題したレジュメをもとに、2001年以降変化したアフリカにおけるHIV/エイズ対策について説明しました。保健医療分野の参加者が多かったため、彼らにとっては働きかけの対象となりがちな、HIV陽性者たちが起こす運動によってエイズ治療の分野で世界の「新しい常識」が定着していったことを強調しました。

東海大学教養学部国際学科授業「国際協力とNGO」

  • 実施日:2007年10月29日(月)午後1時25分〜2時55分
  • テーマ:エイズ治療への普遍的アクセス実現をめざすNGOの取り組み
  • 会場:東海大学湘南校舎13号館202教室(神奈川県平塚市)
  • 内容:授業参加者が8つのグループに分かれ、「国際協力とNGO」について調べたこと・考えたことを発表する授業でした。その中のひとつ「エイズ治療への普遍的アクセス実現を目指すNGOの取り組み」の発表を受けて説明を行いました。なかでもエイズ治療薬の特許権をめぐる問題について学生と意見交換をしあいました。

東海大学教養学部国際学科専門ゼミ

  • 実施日:2007年7月3日(火)午後1時25分〜2時55分
  • テーマ:HIV/AIDS治療薬の特許権問題とTRIPS協定について
  • 会場:東海大学湘南校舎10号館208教室(神奈川県平塚市)
  • 内容: 学生が、学習してきた「ブラジルの無料エイズ治療政策とアフリカ諸国のエイズ政策の違いに」関するプレゼンを行いました。その後、治療薬をめぐる特許権問題について現在に至るまでの流れを説明しました。学生達は指導教員がブラジルの専門家であり、ブラジルのエイズ政策に関する情報は持っていたが、今回の授業を通じてアフリカ諸国のエイズ政策にも目を向けるきっかけになったようです。

2006年度

東京農業大学国際食料情報学部国際バイオビジネス学科特別講義

  • 実施日:2006年12月4日(月)午後1時〜2時30分
  • テーマ:NGOによる国際協力とアフリカ支援の緊急課題
  • 会場:東京農業大学13号館217教室(東京都世田谷区)

大阪外国語大学スワヒリ語科学習会

  • 実施日:2006年11月21日(火)午後2時〜4時
  • テーマ:NGOによる国際協力 アフリカのエイズ問題への取り組みを中心に
  • 会場:大阪外国語大学図書館学習室(大阪府箕面市)

日本外国語専門学校国際ボランティア科授業

  • 実施日:2006年10月31日(火)午後1時20分〜2時50分
  • テーマ:NGOによる国際協力 国連砂漠と砂漠化に関する国際年に関連して
  • 会場:日本外国語専門学校高田馬場新館(東京都新宿区)
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