AJFの活動

食料安全保障研究会公開セミナー
『西アフリカ地域経済発展の可能性についての研究〜農産物加工・製造業による農村経済向上の意義と方法論〜』

【講師の問題意識】

アフリカ大陸の最西端、セネガル共和国には外国人が通称"マンゴー街道"と呼ぶ一帯がある。首都ダカールから幹線道路を東に約40km。5月〜9月のマンゴーの季節、道路の両端は行けども行けども、立ち並ぶ掘っ立て小屋に並べられたマンゴー一色となる。断続的に5〜6キロ程続き、車を停めれば桶にマンゴーを満載した女性たちが我れ先に売らんと、一気に車を取り囲む。凄い迫力である。これが一たびマンゴーシーズンを終えると、今度は"すいか街道"に早変わりする。"街道"と呼ばれるほどではないにせよ、西アフリカの国々では、同種の野菜や果物を同時期に、木陰や路傍で販売する光景をよく見かける。セネガルに国土の三方を取り囲まれた、旧英領植民地、ガンビア共和国でも首都から内陸に300キロ離れた町の屋根だけの常設市場に、近隣農村の生産者によって持ち込まれた同種の果実や野菜が、ござの上に山のように積まれる。それは、気温40度を超える冷蔵設備のない市場で到底売りさばききれる量ではない。

― アフリカ就労人口の6〜7割以上が農業収入に依存する中で、アフリカにおける農業は生産性が低く、貧困はそれ故に生じ、続いている。― アフリカ農業、貧困、生産性。西アフリカの農村で目にした、山と積まれた野菜や果物を思い浮かべ、このよく語られる一説に、疑問を抱いたのが本テーマの出発点である。

清野和美さん
国際NGO、JICA専門調査員としての活動経験を踏まえて、早稲田大学大学院公共経営研究科で修士論文「西アフリカ地域経済発展の可能性についての研究」を執筆。筑紫哲也賞受賞

講師:清野和美さん
   早稲田大学大学院公共経営研究科修了
日時:2007年5月18日(金)18:00-20:30
会場:丸幸ビル2F・オックスファム会議室(AJF事務局隣のスペースです)
   台東区東上野1-20-6 丸幸ビル2F
   最寄り駅
    東京メトロ日比谷線・仲御徒町駅、上野駅
    東京メトロ銀座線・上野駅
    都営大江戸線・上野御徒町駅、新御徒町駅
    JR山手線・御徒町駅、上野駅
   地図はこちらから
資料代:500円
問い合わせ:AJF事務局 担当・松村
     電話 03-3834-6902
     e-mail:info@ajf.gr.jp
参加申込:このメールの最後にある参加確認票をAJF事務局へ送って下さい。

■参加確認票
=================================
公開セミナー参加確認票<info@ajf.gr.jpまで>
---------------------------------
○お名前
○ご所属
○ご連絡先(メール・携帯)
○コメント
 
=================================

▲このページのTOPへ