AJFの活動

AJF・JVC・HFW・明治学院大学国際平和研究所共催
連続公開セミナー「飢餓を考えるヒント」2011年度 第3回
自由貿易協定と食料問題

1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)が成立し、域内で農作物の自由貿易が行われるようになりました。 このことにより、安い農作物が手に入るようになった一面もありますが、トウモロコシなどの穀物がバイオ燃料の原料として使われるようにもなり、主食として食べるために安定して手に入れることが難しくなってきています。実際にメキシコでは、食料価格が高騰した2007〜2008年に、トウモロコシを原材料とし、主食として親しまれている「トルティーヤ」の値段が高騰して暴動まで起こったほどです。

NAFTAの成立後、南米の国々ではどのようなことが起こっているのか。メキシコなどの事例をもとに報告します。また、環太平洋戦略的連携協定(TPP)への参加についての議論が日本国内でも起こっているなか、設立から20年近くになるNAFTAの例から何か学べることはあるのでしょうか。米も含めた農作物の価格についてどのように考えていけば良いのか、これからどこへ向かっていくべきなのかを討議します。皆さまふるってご参加ください。

<講師プロフィール>
中田英樹さん(明治学院大学国際平和研究所 助手)
1971年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科GCOE研究員。博士(農学)。
日本学術振興会特別研究員PD、グァテマラ国立サン・カルロス大学歴史学部客員教授、AvANCSO(グァテマラ社会科学振興協会)招待研究員などを経て現職。専攻は人類学、歴史学、中米地域研究。著書に、シルベル・エリアス、中田英樹(共編)、2010、『先住民農民の親密な社会と資本主義国家統合21世紀グァテマラにおいて「発展」を考えるための試論集』、グァテマラ・シティ、Serviprensa(スペイン語)など。

《要項》
【講師】中田英樹さん 【コメンテーター】津山直子さん(関西大学客員教授、動く→動かす代表、元JVC南ア代表) 【日時】2011年10月6日(木)18:30〜20:30(開場18:15)
【会場】明治学院大学白金校舎 2号館1階2202教室
 アクセス http://www.meijigakuin.ac.jp/access/shirokane/
 (JR品川駅・目黒駅よりバスで約10分、東京メトロ白金高輪駅、白金台駅、高輪台駅より各徒歩約7分)
【参加費】500円*共催団体会員、明治学院大学在籍者は無料
【申込み】(特活)ハンガー・フリー・ワールド
     担当:儘田  hfwoffice@hungerfree.net

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