AJFの活動

モザンビークから農民が緊急来日!
「なぜ、現地農民は異議を唱えるのか?」

【緊急院内集会 7月9日 (木)16〜18時】
モザンビークから農民が緊急来日!
「なぜ、現地農民は異議を唱えるのか?」
日本の農業開発援助(ODA)・プロサバンナ事業に関する現地報告と声明発表

「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム(略称:プロサバンナ事業)」は、日本政府のイニシアティブにより、2009年9月に合意され、2011年より研究・技術移転事業、マスタープラン策定事業などが 開始されました。しかし、事業の不透明性や農民との協議の欠如、土地収奪への不安などから、2012年にモザンビーク最大の農民組織である全国農民連合(UNAC) が、懸念と反対を表明しました。

2013年には、UNACなど20を超える現地市民社会組織により「一時停止と再考」要請が出されましたが、同事業は進められ、最近では疑問や異議を唱える農民らに対する人権侵害が生じ、本年4月以来現地社会で懸念の声が再び強まっています。この2ヶ月間で、 農民、市民社会、学術界を代表する数多くの現地組織から、4つの抗議声明や新聞の意見広告が発表され、社会問題化するとともに、同事業への懸念は国際的な広がりとなっています。

この事態を受けて、同事業の最大の対象地ナンプーラ州より、農民の代表らが急遽来日し、現地の緊迫した状況を報告し、農民から見たマスタープランの問題を指摘した上で、声明を発表することとなりました。農民の声に耳を傾け、なぜ「農民支援の援助事業」に現地農民が異議を唱えるのかを 理解し、共に日本の援助(ODA)を改善していく糸口を探ることができればと思います。

開催概要


○ 日時:2015年7月9日 (木)16時〜18時
 (*参議院議員会館ロビーで15時40分 から通行証を配布します)

○ 会場:参議院議員会館 B1F  B109会議室
 アクセス 案内図
 (地下鉄・永田町駅1番出口よりすぐ/国会議事堂前駅1番出口徒歩5分)

○ 式次第: 司会(津山直子 アフリカ日本協議会)

  1. 来日の背景報告:渡辺直子(日本国際ボランティアセンター) 
  2. 現地報告:コスタ・エステバオン(ナンプーラ州UPC-N代表)
        ヴィセンテ・アドリアーノ(UNAC国際連携担当)
  3. 声明発表:アナパウラ・タウカレ(UNAC副代表)

○ 定員:70名 (事前申し込み必要・先着順・無料)

○ お申込み:下記URLより、8日(正午)までにお申込みください  申し込みフォーム

○お問合せ先:(特活)アフリカ日本協議会(AJF) 斉藤  電話:03-3834-6902/FAX:03-3834-6903/email:info@ajf.gr.jp

○ 共催:(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、No! to Landgrab, Japan、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、ATTAC Japan、 モザンビーク開発を考える市民の会

※当日は逐次通訳が入ります。

【スピーカー プロフィール】

  • アナ・パウラ・タウカレ(Ana Paula Taucale):UNAC(全国農民連合)副代表
    ナンプーラ州の農民。全国2,200の農民組織が加盟するUNACの副代表として、農民の権利擁護とネットワークづくりに尽力している。

  • コスタ・エステバオ(Costa Estevao):UNACナンプーラ州支部UPC-N代表
    ナンプーラ州の農民。多様な作物を栽培する篤農家であり、州の農民運動のリーダーとして、2万人のメンバーから厚い信頼を得ている。

  • ヴィセンテ・アドリアーノ(Vicente Adriano):UNAC政策提言・国際連携担当
    モザンビーク西部・テテ州出身(テテ州は炭鉱開発による強制移住や公害が問題となっている)。現職では、UNACと南部アフリカ開発共同体(SADC)、アフリカ、ラテン・アメリカ、アジア地域の農民運動との連帯に尽力。農民の声を世界に発信している。

チラシ PDFファイル

参考資料 今年3月に発表されたプロサバンナ・マスタープラン

関連資料・企画紹介 ProSAVANA・モザンビークについて考えよう

▲このページのTOPへ